大きなプラモデル
誰かが言っていた、ロードバイクは大きなプラモデルだと。
本当にそうなのかもしれない。
多くの店では、パーツの互換表通りにしないといけないという。
ところが、ある店では、パーツには安全パイがあるから少しくらい互換表から外れても大丈夫。
どれが正解なのかは、やってみないとわからないが、店で取り付けや修理をする場合は責任の所在になってくるのであまり推奨はしないようです(どの業界でも)。
ところが、個人で自己責任となると・・・・・やってみたくなります(笑
自転車を改造しようとする人間は、どの形態(ロード・MTBなど)・パーツのグレードなどは考えますが、それらをMIXして使おうとする人間は本当に少数派です。
さらに、自転車を趣味にする年齢は・・・・・体つきが出来上がりつつある人以上が大勢を占めます。
体が出来上がっていない・・・・・・成長途上の子供が趣味にしている人は・・・・本当に少ない・・・・それがロードバイク系だった場合は・・・・さらに少なくなる。
私の感覚では、子供の体に合わせて自転車を改造しているのはMTB・BMXに乗っている人の方が多い印象です、
ロードバイクに乗っている人は、既製品の中での互換表等から抜け出せていないイメージです。
私と太郎君が自転車に乗り始めて約2年。
無知なことをいいことに、色々なことをしてきました。
総量的には玄人や専門家にはかないませんが、基本的な法則はわかったつもりでいます。
その基本中の基本は物理的な制約があるということ。
その制約を理解してパーツを組み合わせるとうまいこと行きます。
私はシマノ社なのコンポネートの互換を蔑ろにしていません。
ただ、コンポネート自体はレースする人用に設計されていると考えていて、私が求めている運用を前提としてはいません。
敢ていうのならば、日本人の体格と筋肉量にも合わせてきていないような気がします。
なので、自分の好きなようにしてもいいのではないのだろうか?ということになります。
かなり異端なのは自覚していますが、やっていて楽しいのも事実です。
結構 TRY and ERROR の繰り返しで、かなりのパーツを購入していますが、学生の頃の車いじりのようです。
太郎君の自転車を作るときは、完成された体ではなく、これから成長する体のことを考えながら設定していくので伸びしろを計算するのも楽しみの一つです。
さらには、私自身が最初にクロスバイクに乗っていたのでロードバイクの枠にとらわれない設定を気軽にすることができています。
こんなことを考えているから、月間走行距離は500kmにも満たなかったり、巡航速度が25km/hだったりします。
堺浜を1時間で5周・・・・5km×5周で25km、これを1時間で走破することが、現在の太郎君との走行です。
その中で、機材的にベストを求めておいて、BETTER→NORMAL→BAD→WORSTと変更していっています。
普通の人がしないようなことを平気でしていて、それについてきている太郎君には感謝です。
現時点での太郎君の機材はBADの状態です。
色々なところに走りに行けないので、自転車の状態を以上にしていたら脚力がつくのではないのかという実験でもあります。
私自身の自転車も、NORMALまで落としています。
ロードバイクにしてからはそれ以上落とすことはできませんが、小径車を駆使すればWORSTまで行けるはず。
ロードバイクは、本当に大人のプラモデルです。
もやもやする前に行動した方がすっきりします。