ロードバイクのオーバーホールはどうしたら?
ロードバイクというのは、ママチャリを速く走らせるために「簡素化」させたものだと考えています。
整備性をよくするためなのか、車重を軽くするためなのかはわかりませんが、自転車パーツ点数が少なくなっています。
最近の(安い)ママチャリは、多段(内装式変速を除く)式が多くなってきていて整備が簡素化されてきています。
ロードバイクのオーバーホールは(以下、OH)、時間さえあれば(無くても)誰にでも出来る事です。
簡単に言えば、以下になります。
ロードバイクを解体
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フレーム・フォークの脱脂・洗浄 パーツ類の脱脂・洗浄 ↓
↓ ↓ ↓
フレーム・フォークのコーティング パーツ類の油脂添付 ↓
↓ ↓ ↓
フレーム・フォークの組付け ↓ ホイール・タイヤ分離
↓ ↓ ↓
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↓ ホイールの脱脂・洗浄
フレーム・フォークへのパーツ類取り付け ↓
↓ ホイールの組付け
↓ ↓
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↓
完成
パーツ類をどこまで分解するのかとか色々ありますが、最初はそんなにも分解しないでもいいと思います。
まずは、使っているパーツのパーツリストをシマノ等から取得することです。
分解できる範囲は、パーツリストは展開図になっているので組み立て等は理解できます。
油脂類の添付は、パーツであれば駆動部分・他への接触部分。ねじ等、フレーム・フォークへのパーツ取付であれば接触する部分とネジに添付します。
初めはダレシモ失敗します。
ところが、自分で分解して組み付けることにより、大きな失敗はしません。
部品点数が少ないので1日で終わらそうとせずに、「解体・洗浄・組付け」の三行程を別の日にすると落ち着いてできます。
特に、洗浄・・・・パーツの洗浄・注油はゆっくりと行った方が綺麗にできます。
また、自分ですることにより仕組みを理解することができ、各パーツの特性がわかるようになり軽作業であれば、ロングライド等の休憩中にすることができたりします。
2年目以降は、上記の事であれば失敗しないと思います。
そうなると、次はブレーキ・シフトアウターの長さやタッチの変化を理解する事をお勧めします。
他のブログではよく、アウターの長さは(フロント周りは)短いほうがかっこいいと書かれていますが、それは場合によりです。
ハンドルを左右に切っても引っ張られない長さで最短にして・・・・・・と書かれていますが、鵜呑みにするとインナーワイヤーの抵抗が増えることもあります。
例えばですが、サイクルベースあさひで展示されているロードバイクのブレーキを握ると「ゴリゴリ」という感触が手に来ます。
私からしたら(素人ですが)、あれはインナーの抵抗が高い証拠です。
同店舗で納車整備されたロードバイクのブレーキも握ってみましたが、同じ状態でした。
いつも行っている自転車店(のロード専門店)は、完成車でもシフト・ブレーキラインは引き直しているので抵抗はありません。
私は、ここの店長からそういう技術があることを教えてもらいました。
ACE20などの小さい自転車はどうしても抵抗が大きくなるので相談したときです。
確かに、引きを軽くさせるためにポリマーコーティングされたアウター・インナーを使用するのも良いですが、最初にアウターの長さを考えてからの方が良いと思います。
ACE20の時はポリマーコーティング用のアウターとフッ素コーティングのインナーを使いましたが、こちらの方が抵抗がより無くなりました。
ポリマー系のラインを使用する場合は、ブレーキを105以上のランクを使用することが絶対条件になっています。
ブレーキキャリパーのインナー止め部分が、TIAGRA以下だと対応していないためです。
最後に、工具です。
自転車には、専用工具というものが存在します。
プレスフィットBBや、ヘッドパーツ用の工具などはそうそう使わないし、自分でやるのは破損の危険があるのであまりお勧めはしません。
その他の工具は2年目以降で十分PAYできますし、日々の整備の時には役に立ちます。
ロードバイクを持っているのならば購入していても損はしないはずです。
壊れない限り一生使う事ができますし。
たまに、ペダルをOHしようとして専用工具が必要になったりします(三ヶ島)。
基本的には、他の事で使う工具で事足りますが、要所要所で専用工具が要ります。
ショップにOHを依頼すると基本料金だけで2万以上します。
出す価値はありますが、自分ですると回数を経てショップに依頼するのと同等になってきます(多分)。
ロードバイクの(特にコンポネート)構造を理解することができ、出先で不具合が出たときに自力で対応することが可能になります。
ロードバイクに乗っている人はもちろん、チューブ交換であれば10分もあれば可能でしょうが、それ以上の事も短時間で可能になります。
まぁ、人それぞれなのですが(笑