kawamiのブログ

息子とサイクリング時々娘と投げ釣り

黒姫山古墳 

 堺市には美原区というところがあります。
堺市が政令指定都市になる際に、大阪府美原町と合併したところです。
今では、町から区へと変更されています。
 黒姫山古墳は、この美原区にあります。
百舌鳥・古市古墳群の丁度真ん中にあり、世界遺産に登録される際には含まれなかった古墳です。
堺市やその周辺の自治体には大小あわせて数え切れないくらいの古墳があります。
大まかには、仁徳・応神などの天皇陵や皇族等の陵は宮内庁。
豪族等は地方自治体の管轄になっているのかな?私の感覚ではそうなっています。
 ただ、陵というのは仁徳陵のように堀があれば一目瞭然で分かったりするのですが、ない場合は雑木林との区別がつきづらいのです。
なので、宅地造営などで失われた古墳が結構あります。
考古学的価値としたらもったいない話です。


 その黒姫山古墳の隣に「みはら歴史博物館」があり、姫様と行って来ました。
夏休みはいる前に、ミュージアムパス&スタンプラリーをもらったので堺市内の史跡や博物館・全8箇所を制覇するためのまずは一つ目。
自宅からは大体10km位のところにあり、自転車では40分ほどといったところでしょうか。
このクソ暑い中ではなかったら自転車で行くのですが、姫様が難色を示したのでバイクで行きました。


 公園が併設されていて、その中を通って博物館へ。
写真真ん中が入り口です。
ちなみに、自転車だと国道309号線から行くと博物館の裏の自転車置き場と広めの駐車場に行けます。
駐車料金は無料でした。
私は、公園側の駐車場にバイクを停めました。


 博物館の受付をすると、資料・クイズ・クロスワードパズルを手渡され館内へ。

博物館は、河内鋳物師と黒姫山古墳をメインテーマとしています。
閲覧フロアは2つ、その他はみはらの歴史と展示物がありました。
 入って赤い絨毯に沿って進むとまずは河内鋳物師のフロアです。

 入り口から中を見ますが、結構コンパクトです。
目の前にガラス?張りの床とテレビが鎮座しています。
ガラス張りの下には、発掘された土坑のレプリカがあります。
このガラス張りの上を通るとテレビから説明ビデオが流れます。

 左手から回ると梵鐘のレプリカがおいてあります。
同様のものが右手にもあり、存在感がありました。

土坑の簡易模型があり、手前のテレビの右側のボタンを押すと解説が流れます。
使い方、入れる素材等を教えてくれます。

遺跡から発掘された鋳物師が作ったモノが展示されています。
梵鐘・鉄瓶・鍋など多岐にわたって生産されていたようです。
また、地理を生かして船を使っていた一族もいたようです。

鋳物師の作業場の復元模型。
結構しっかりつくられていてどこの建物でどんな作業がされていたのかよくわかります。
 実は、3ヶ月ほど前に来ているので流し読みならぬ流し見でした。


 このフロアを出て、通路を挟んで次は黒姫山古墳フロアです。

ここには、黒姫山古墳から出土された副葬品(レプリカ含む)・埴輪・古墳の模型があります。
古墳は結構盗掘されているので、ここまでの副葬品が残っているのは珍しいのではないでしょうか。
黒姫山古墳の被葬者は分かっておらず、現在の有力候補は丹比氏の一族の誰かとなっています。
丹比氏とは、天皇の側近で軍事の一角だったのかもしれません。


 出土した冑と鎧の復元品。

これは何だけ・・・・・(失念)

 冑2種類と鎧。
全てが錆びていたりしていましたが、状態はかなり良いようです。

 出土された埴輪。
色々な形があります。
あの穴は何だったのでしょうか。

 甲冑と埴輪の間に黒姫山古墳の模型があります。
テレビで黒姫山古墳の紹介が流れます。
ここで、黒姫山古墳は百舌鳥古墳群・古市古墳群のどちらにも属さないことが紹介されていました。

 前方後円墳なので、まずはこちらから。

 作っている最中ですね。
もちろん、小さな人は動きません(笑

 こちらも結構精巧に作られています。
左手の四角い穴は竪穴式石室だと思います。


 姫様は前回かなり詳細にメモを取っていたので、今回は本当に流し見でした。
クイズ・クロスワード込で25分くらいの滞在でした。


 スタンプラリーの一つ目の判子をもらいました。
4つ目と8つ目(コンプリート)で記念品が貰えるようです。
必ず堺市博物館には行かなくてはならないようで、次は堺市博物館と自転車博物館サイクルセンターでしょうか。
時間があればさかい利晶の社かさかいアルフォンス・ミュシャ館にでも寄りましょうか。
そうしたら後はチンチン電車(阪堺電車)沿いですみます。


 姫様は夏休みの平日は朝8時からおばあちゃんの家に自転車で行っています。
姫様は油断しなかったら交通ルールやマナーなどがちゃんとできていると思います。
親目線でゆるいかもしれませんが、油断しなかったらとの注釈がつきます(笑

×

非ログインユーザーとして返信する