免許の返納・・・・・はしない
1月の下旬、実家の母親が自宅で転倒して右上腕部の骨を折った。
齢74で、今年の8月には75歳になる老人・・・・なのか?
一人暮らしなので、入院することとなり1カ月ほど上げ膳据え膳でした。
入院期間中に介護認定の審査を受けて、3月初めに「要支援2」を戴きました。
骨折部はいまだに治っておらず、治って・・・・・というよりも、骨密度が低すぎて骨の形成がうまいこといっておらず隙間が2mmほど空いている状態。
初めのうちは、本人は1か月で骨がくっついてリハビリして~と考えていたみたいですが、自分の体の老化を直視した結果、意気消沈しております。
6年ほど前に胆石が詰まって胆嚢を切除したときに、完治までの平均値の2倍ほどかかることを理解してくれたはずなのに、もう忘れたのだろうか?
骨折が完治しても、可動域がかなり制限されるかもしれないとのことなので、完治後の生活は一変すると思われます。
ここまでが前提で、母親が車の免許を取得したのは44歳の時、私が中学2年生の時だったはず。
5月下旬に父親が食道癌で亡くなり、残されたブルバード sss 25周年記念仕様車に乗るため。
この車は親父の特別な思いが込められていて、他人・・・・子供が聞いても「あっそ」で済むような事なのですが、両親にとっては特別らしい。
概要は、父親は大阪にある会社の拡大に伴い、支社長として東京に進出。
母親は全ての兄妹が東京の大学に進学し、そこで就職(母親は栄養士の資格を取った後広告代理店へ)。
父親と母親は仕事上の関係で頻繁に会っていたらしい、しかし、交際はしていない。
ここで迄が前提で、初代スカイラインGT-Rが発売(当時の給料の1年分)するのを聞き、当時は高給だった父親が直ぐに予約した。
数か月後、調子に乗っていた親父は首都高を爆走していて、壁面に衝突しスカイラインは原型がわからないほどの大破。
4週間ほど生死の境をさまよい、奇跡的に生還。
生死の境をさまよっている間に、大阪から2番目の姉(伯母)が上京して看護を始める。
そこに母親がお見舞いに行って、なぜかしら彼女と認識されてしまい、母親も否定せず・・・・。
本社からの辞令で東京から大阪に転勤し、なぜか、母親も仕事を辞めて付いていく。
擦ったのもんだの末、完治ご結婚。
1969年にスカイラインを購入して、同年には廃車にし、2度と免許を取得しない事を両親で話し合い、結婚。
子供にしても、意味が解らんわ。
そんな過去があり、私が小学3年生の頃?2年生の頃から免許取得をしようとしていることは知っていた。
免許再取得の理由が、先述の2番目の叔母が高齢になってきたので、今のうちに家族として旅行に行くことが目的。
その伯母は、昭和20年に結婚されて、旦那さんは3か月後に赤紙。
それ以来一人で暮らされていて、末子の父親を子供のように可愛がっていた(一説には養子にしようとしていた)。
父親(私たちも)も恩を感じていたので、色々と気にかけていた。
そんなこんなで、光明池試験場で一発試験・・・・実地・・・・一発試験・・・・全部、自転車でついて行かされた(笑
さらには、試験のはずなのに後部座席に乗せてくれた(今では考えられない)。
免許の取得後は、「日産 ブルーバード」と「トヨタ マークⅡ」で悩み。
結局、25周年記念車が出るブルーバードに下はいいが、購入後に「FRが良かった」と後悔しっぱなし(ブルーバードは当代の7台目からFF)。
しかし、1数年ぶりの自動車は楽しいらしく、いろんなところに連れて行ってもらった。
最後に旅行をしたのは私だけ。
中1の夏休みに親父と和歌山の白浜に「自転車」で行く予定だったのだが、台風が来たので急遽、車で行った。
その年の12月には病気が発覚して、旅行どころではなかった。
母親からしたら、そんな親父の車を廃車にすることは出来ず。
でも、兄は高1で、私は中2なので自分しか乗れる人間がいないから免許を取ろう・・・・・となったみたい。
5速ミッションだったので、それに準じて免許を取った。
後にも先にも、母親が所有した車でMTはブルーバードのみ。
現在は、トヨタ ラクティス 100系に乗っている。
事故をよくしていた母親・・・・奇跡的に人身事故だけが無かったのは幸い。
そんな母親が、週末に顔を見せに行ったときに「車を処分して」と言ってきた。
もともと仕事(損保営業)で使っていたのだが、70歳の定年になった後に兄の病気がわかり、3年前からは近場と太郎君のスイミングの送迎でしか使っていなかった。
太郎君の送迎も今月末まで、さらに、大きな原因は今回の骨折で、可動域がかなり制限されているよう。
私の方から、完治後に話をしようと考えていたのですが、母親の方から言ってくれたので胸をなでおろしている状態。
免許の返納は自分で考えるでしょう。
車が無かったら事故を起こすこともないし、他人の車を借りてまで乗るリスクというのは事故を起こしたときの事を仕事上で嫌というほど見ていたので理解していると信じたい。
私は、14年落ち、14万キロ走った車をどう処分しようか今考えている状態。
中古車買い取りしてくれるかな?(笑