FUJI ACE20よ、今までありがとう
2週間ほど前に久しぶりにヤフーオークションの出品を利用しました。
目的は、太郎君の愛車だったACE20などをドナドナすること。
ACE20は、太郎君が年長さんの頃からお世話になり、自転車に乗ることの楽しさ、ロングライドの厳しさと楽しさを教えてくれた相棒でした。
私にとっては、ロードバイクの短所と長所、整備のイロハを教えてくれた自転車でした。
FUJIのホームページからの借りものですが、初期の躯体はこんな感じでした。
標準での10kgは切っていますが、個別で見ていくと、「クランク」と「ホイール」がものすごく重く、これを交換するだけでー1.5㎏は達成できます。
さらに、BB、この年代のBBはセミ・カードリッジとなっていて、簡単に言えばホイールのハブと同じような「カップ&コーン」とほとんど同じです。
初期段階で気になったのはこの3点。
さらに終盤で分かったのですが、BB-スプロケット間の長さが短いがためにチェーンラインが鋭角になりすぎる現象。
これはチェーンの長さを6コマ前後長くすることで妥協。
1月に入手し、その時の8月下旬にはドロップハンドル仕様にしました。
この頃は、ロードバイクはドロップハンドルであるべきという固定観念でカスタムしていました。
ところが、小学生にドロップハンドルは・・・・・安全運転するうえでは無視しえない欠点がありました。
そう、指が短いのでブランケットポジションからブレーキをかけることができない。
ロングライドをする時にこの欠点が・・・・・・。
その他に、ホイール・タイヤ・ブレーキキャリパーを交換。
ドロップハンドルにしたのに乗車姿勢がほとんど変えられないという自転車になりました。
翌年の春、オーバーホールをするときにすべてバラバラにして・・・・BBをタンゲ製に、クランクをSINZの140mmに、チェーンリングをBMX用のSUGINO製39Tに変更。
さらに、ハンドル回りはブルホーンハンドルと、シマノ製のSTI(2400)に、RDをCLARIS 2000に変更。
これで、ロングライド用のACE20の最終形態になります。
ここまでやっても、どうしても解決できない欠点がありました。
ロングライドには欠かせない「ボトル」を取り付けることができないということ。
ボトルホルダーは取り付けることができるにですが、ボトルホルダーにボトルを入れることができません。
平成30年度のツールド能登の前日の時の写真です。
この時の車重は7.5kgほど。
なぜに私が乗っていたR3とのツーショットなのかというと、太郎君のファルナさんにもR3のパーツが使われているから。
今年はツールド能登がなかったのでは残念でした。
でも、ACE20では役不足で、ファルナさんでは不安が残っていたので公式に参加できないということは良かったのかもしれません。
オークションに出品したACE20は、ほとんどを純正に戻しました。
カスタムしたパーツは・・・・・
3.5kで購入した小径車に移植と‥‥
太郎君のファルナさんへと移植されました。
純正に戻したときに気になったのが、サドルのボロさ・・・・・行きつけの自転車店から、現行のACE系のサドルを購入していたのでファルナさんに取り付けていたのですが、太郎君がしっくりこないということで、ACE20のと交換しました。
太郎君が結構雑に扱ったりしたので、5kからの出品。
いつもですが、欲しい人が値段をつけてくれというスタンスです。
連休中に終了して、翌日には発送しました。
太郎君と一緒に梱包して、太郎君は「今までありがとうね」と言っていました。
次に乗ってくれる人が「同じように自転車の事を好きになれるようにお手伝いしてくれたらいいな」と話しながら、最後のガムテープを張ってヤマト運輸の営業所に持っていきました。