kawamiのブログ

息子とサイクリング時々娘と投げ釣り

何故、整備をするのか

 昔、オートバイを乗っているときは(たまに)ショップチームのドライバーをやらしてもらったり、大学内の自動車部(他部掛け持ち)のドライバーをしていたりしていました。
ドライバーをやらせてもらっていて、こちらは乗るだけだったのですが、メカニック、特にショップチームでは、1日の練習毎・途中でも車体(特にエンジン)をOHしていました。
そこで教えてもらったのは、「車体は消耗品の集合体」でできているということ。



 普段使いのシティーサイクル(ママチャリ)を使っているときはあまり気にしません。
3年ほど前にクロスバイクに乗り始めたとき、初めて昔の感覚である「消耗品の集合体」という言葉を思い出しました。
さらに、1/100mmの精度を求められると私の整備技術では不可能ですが、喜ばしいことに?ロードバイクではそこまでの精度は求められません。
オートバイにあるエンジンは、自転車の場合は自分の体です。
エンジンがなければ、オートバイにおいてその他の分解整備(オーバーホール)はショップにて叩き込まれていたので(仕事外)でやることができます。
言い方は悪いかもしれませんが、オートバイでできることは自転車でもできます。
やり始めてわかったのですが、オートバイの場合は展開図やサービスマニュアルがありますが、自転車の場合は・・・・・・稀にしか存在しません。


オートバイでも、自分の癖等において調節してもらう事は当たり前のことで、自転車においてもそうだと思います。
その調節のレベルも、購入時に大まか(フィッティング含む)に調整してもらうだけなのか、その日の調子に合わせて微調整をするのか。
オートバイやカーレースの時は、ドライバーのその日の調子・感覚等に合わせてもらっていました。


 クロスバイクに乗るようになって、エンジンが自分の体なのでさらにこの思いは強くなりました。
乗るときは、家の前で軽くフィッティングをして、その日の自分にとって最適なポジションを探します。
乗っている最中にも止まって調節を繰り返しました。
最初の頃は、素人がやっていることなのでブレ幅はかなりありましたが、最近ではブレ幅は狭くなっています。



 行きつけの自転車屋さんでの会話で、会話がかみ合わなかったときの会話。
①「カーボン・ロードバイクに乗る人は何体くらいのフレームを用意しているか」
 「1体」
②「ホイールは通常何組用意したらいいか」
 「1組でいいのでは」
目から鱗でした。
素人であればレースに出ている人でも、タイヤを変えるだけで機材の予備というのは殆ど持たないらしい。
ワークスと言われいる方たちはさすがに当たり前の事ですが、オートバイの場合は草レースと言われているものに参加しているチーム・個人もフレーム・ホイールは最低5組(体)、エンジン5機ほど持つのは当たり前と考えていた自分が・・・・。


特に、ハイエンドと言われている300K以上のカーボンロードになると・・・・・やめておこ(笑
うん、本当に目から鱗でした。
殆どの方が日常使いの物だけしか持っていないということ。



 私のパーツの収集は趣味と書いてありますが、何かあったときにパーツ単位で交換することが出来る用。
ホイール・タイヤも普段使いとは別けています。
年1のイベントのためだけですが(笑
普段は耐久性を求めていますし、イベントの時は快適性を求めています。 
体重もありますし、扱い方も雑なのでフレーム・ホイールはカーボンは論外。
そんなものを購入するためにお金を出すならば、パーツを揃える。
さらに、新品のパーツを常に置いておくと、使っていって摩耗したパーツの損傷具合がわかります。
パーツをOHする時は、展開図と新品パーツを使い、新品パーツに近づけるようにしています。
私自身が考えていることは、ロードバイクの整備は、レースに出るものはピーキーですが、普段使いの物は20年ほど前の自動車・オートバイの整備に通じるものがあります。
年を取っている人しかわからないかもしれませんが(笑



 自転車の整備というのは、初めはむつかしいとは思いますが慣れると簡単になってきます。
簡単になり、自分が慣れてきたらさらに上が見えてきます。
ロードバイク・・・・・・になれば、いかにすべての抵抗を極限までなくしていくかということに尽きると思います。
その技術が、専門店の保有している技術なのかもしれません。
それを目指して・・・・・・いるわけではないので、私はほどほどに・・・・・自分の満足する状態に仕上げられるように整備していこうと思います。

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