子供のギア比
ファルナさんの機材の見直しの時に、ネットサーフィンしていると、ジュニアギア比というものがあり、年齢によりギア比を制限していることを改めて詳しく見てみました。
私は知っていましたが、レースをするわけではないので敢えてスルーしていました。
ギア比を決めているので「一般財団法人 全日本実業団自転車競技連盟」(以下JCF)です。
ギア比制限の目的は、18歳以下の成長期の選手の体に過度な負荷を与えることによる故障の回避を目的としているそうです。
このギア比制限が適応されるのは、JCF関連のレースなどです(多分)。
JCFでは競技者の区分を色々と設定していて、大まかな分け方は
となっており、さらに性別等で細かく設定しているようです(未確認)。
さらにそこから
ジュニア以下を抜粋してギア比(クランク1回転で何m進むか)の画像。
この画像は2016年5月に発行されたものの抜粋なので、何年生まれは気にしないで、何歳かだけを見ることにします。
太郎君は2011年生まれの9歳なので「ユースU13(以下U13)」が適応されます。
クランク1回転で5.66m進む(空転除く)のが基準になります。
初め、これを見て不親切だな~と思っていました。
が、理由があり、ホイール径・タイヤ幅・タイヤの種類などにより違てくるのでこういう書き方で統一した方が良いようです(かなりアバウトじゃね?)。
いつも見ているギア比からこの数値を求める式は
タイヤ周長(m)×ギア比(トップ)=ペダル1回転で進む距離(m)
となり、数値からギア比を求めるのは以下となります。
ペダル1回転で進む距離/タイヤ周長=ギア比(トップ)
大概の市販製品のジュニアロードバイクは、U13の場合だとギア比制限に引っ掛かります。
ファルナさんの場合も現状では
2.105×3.0=6.315m
となり、U13の基準が5.66mなのでアウトです。
ちなみに、タイヤ周長はCATEYEのHPより抜粋しました。
https://www.cateye.com/files/manual_dl/1/129/Tire_size_chart_JP_151023.pdf
実際には、ホイール・タイヤにより周長が変化するので、メジャーなどで実測した方が良いとのこと。
ファルナさんのフロントチェーンリングでU13の基準に収まるのは、リア15Tの時が5.473mで14Tの時が5.873mなので
5.473m<5.66m<5.873m
となり15Tがトップの時に基準になります。
詳細なギア比は700 25cの時「2.689」となります。
フロント②のリア⑦で2.6、リア⓼で2.79なので、基準は丁度この間に入ることになります。
トップが13Tなので、JCFの基準には適合しませんが、太郎君が常用しているのが17~21Tなので、JCFの基準設定の意味合いには合う・・・・・と思う(笑
SHIMANOのスプロケットには、通称ジュニアスプロケットといわれる「トップが14T以上」の物があります。
ファルナさんでは、トップ15TにしないとU13の基準には適合しません。
ファルナさんにトップ15Tはステーに干渉する恐れが・・・・・という前に、大変高価になるので・・・・・・レースに出るわけではないから別にいいか(笑
結構気になっていたJCFの基準を自分なりに解明できたので良かったです。
中学生になると14Tでも基準内になるので・・・・・。
もちろん、フロント39Tが大前提です(笑
サイクリングでも、怪我をしないことが求めらえるのでこういった事を公表してくれていると大変参考になります。
機材の進化で体への負荷が軽くなっているとは思いますが、結局は太郎君がどれだけ踏めるかにかかってくるので焦らないようにします。